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【京都の地震と地震活動の推移について】

【京都の地震と地震活動の推移について】
今日、京都府南部を震源とする地震が発生しましたが、この地震では最大震度4を観測しました。なお、今回の地震は自動解析の地震のメカニズム解では、横ずれタイプと推定されている地震で、京都西山断層帯で起こる地震は北西半部は逆断層成分を伴う左横ずれ断層・南東半部は逆断層と推定されていることや、震源の位置や深さなどから、「三峠・京都西山断層帯」と関連している可能性が考えられる地震です。

「京都西山断層帯」で万が一活動した場合は、最悪でM7.5程度の地震が予想されているエリアで、Aランクの活断層の一つとなっています。なお、Aランクの活断層は30年以内に0.1~3%未満で発生する確率となっています。「0.1~3%未満」と聞くと低く感じるかもしれませんが、この数値は防災上、絶対に無視してはいけない数値で、やや高いと評価されています。実際に、「平成28年熊本地震」は発生直前までは0~0.9%という確率とされていましたし、東日本大震災を引き起こした「東北地方太平洋沖地震」は2011年に1000年に1度と言われる大地震として発生してしまいました。その他にも、阪神・淡路大震災を引き起こした「兵庫県南部地震」もその一つです。

地震発生後に図の赤丸で囲った中で微小地震が活発化しているため、しばらくの間は念のため注意が必要となります。
なお、南海トラフ巨大地震との直接的な関連性については、発生場所やメカニズムが全く異なっていることから、認められません。

※図は、気象庁HPのものを使用しています、

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